鬼ヶ島無地刷毛目徳利(2016.7月)



百猿黒.jpg

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鬼ヶ島錆黒経筒掛花入れ


鬼ヶ島錆黒経筒掛花入
(2016.8月4日)


黒く発色しているのは河原に落ちてる鉄のように堅い石を砕き、さらにポットミルで擦って使ている為です。
この鉄系の原料の面白さは鉄釉にも関わらず、大小様々な梅花皮が出たり、
刷毛塗りをすることで刷毛に沿って梅花皮が出たりするところです。
これは楽窯で単独で焼いておりますが、焼き上がりはほぼ金属の様であります。
焚き方によってはいぶし銀のような金属的な発色をすることもあれば、
マットな黒の時もあり、加えて銀、金が発色したりと、毎回違うのが楽しみであります。
釉薬の合間から少しブルーも見えています

焼物なのにあえて金属を乗せる必要があるのか?
というのはちょっと触れたくない、自分の中の疑問なのですが…、
兎に角、鉄のような焼物が焼きたかったのです
少し楽に通づるところもあるんで…。