日々の道具
自分の目線で集めた我が家で活躍している道具やモノ(ガラクタも)を紹介していきます。
自作の版築囲炉裏
久しぶりの日々の道具の更新です。
すっかりサボっていましたが、又頑張っていきます。
いよいよ島も西風が強くなり、
すっかり冬になってしまった。
島の冬だけは好きになれないが、
少しばかり抵抗して自作の囲炉裏に火入れしました。
この囲炉裏はリフォーム前の床を四角に切り取り、
床下から木で枠を作って
穴窯を作る時に出た庭の残土に石灰少々混ぜ、
枠に入れひたすら木槌でたたき(なんとなく土俵つくりに似てる?)
厚み5cm位まで絞めます。
1段目が乾くと2段目へ。
後は同じ繰り返し。
結局700kgの土を使いました。
かなりの大作です!
さあ、上まで来たので木枠を外すキンチョーの一瞬。
積み重ねた土が層となりいい感じです。
待望の夢の囲炉裏をゲット!!!
(努力賞!)
私の中ではこの囲炉裏も焼物として考えており、
囲炉裏の火で土から焼物へと使いながら変えていくつもりです。
これは版築といい法隆寺の塀と同じ方法です。
法隆寺の塀は補修しながらも当時のまま残っています。
話は戻りますが、囲炉裏で茶を飲もうと湯を沸かし始めると、
お兄ちゃんが「何やってんの~?」と寄ってきた。
もちろん妹もひっついてきます。
こうなるとオヤジ風を吹かせたくなり、
「餅持って来い!」となってしまう。
だが、家に餅がない…。
オヤジは後に引けないので、
すさまじい西風の中バイクに乗って近くのストアーへ。
トホホ…、寒すぎ!!
オヤジの方が陶芸家よりはるかにしんどい。
家に着き囲炉裏に直行!
ここは陶芸家、火を熾すのは気合が入る。
ええ按配の火加減、
かじかんでジリジリ痺れた手が温まっていくのがわかった。
餅がふくらんでくると、うちの奥さんが醤油を持って登場。
結局、家族四人で囲炉裏を囲んでいた。
炎の力って本当に人を集めてしまうのだ。
でも寒さに震えた私が一番囲炉裏の温かさを感じている。
熱~いお茶ってこんなに美味かったっけ?
ホッとするわ~
奥さん、手前の餅は私のです(怒!)
横取りしないで~。
ついでに版築洗面ボウル