w14.7×h7.0
この古井戸茶碗は南岳杲雲氏と先日行ったお茶事の為に作りました。
茶会では古井戸は大井戸に比べ守備範囲が広くなるので、
お茶人の中で人気の高い茶碗です。
窯には数十点の古井戸茶碗を入れましたが、
この茶碗を出した時、今回の茶事に使おうと即決しました。
ご来客の皆様にも大変この茶碗を喜んで頂けたので、
思い出深い一碗になりました。
また、前々回でも鬼ヶ島井戸茶碗をご紹介しましたが、
もう少し鬼ヶ島の意味について補足させて頂きます。
鬼ヶ島というのは私にとって淡路島を指します。
鬼ヶ島井戸とは美濃伊賀や瀬戸唐津などと同じ言い方です。
淡路島で島の原料を使い、ある程度の定義に従い、
井戸茶碗に習って作りました。