黒唐津茶碗



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SATORU OHMAE 0FFICIAL HOMEPAGE Last Updated 2020-07-11
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大前悟/黒高麗茶碗

黒唐津茶碗

一度無地唐津として焼きましたが、釉薬が溶けすぎた為、
最近研究している黒高麗用の釉薬をかけ直し焼いたところ、
釉が格好良く流れ、稲妻のような縮れは偶然の産物で、
見所たっぷりの面白い茶碗となりました。
黒釉の実験を重ねていて良かったです。
この茶碗は11月19日からの名古屋栄三越での個展に出品する予定です。

話は変わりますが、最近の窯焚きでもう一つ嬉しいことがありました。
私の思いを叶えた井戸が焼けました。
この頃は淡路島の原料を使った鬼ヶ島井戸をしていませんでしたが、
凄く良い土を島で発見したので又、鬼ヶ島井戸に挑戦しました。
精製には手間取りますが、小さい貫入、わざとらしくない梅花皮、
程よい石はぜ、願いを叶えています。
土と長石釉は同じ山で掘ったもので、相性もしっくりきています。
井戸茶碗迷路の出口が近づいてきたような気がします!
来月のこのページでご紹介しますので楽しみにしていてください。